以前のブログでも書きましたが ピストルズ再結成のDVDに ジョン ライドンのロンドン案内がオマケで付いています. オープン デッキのダブル デッカーの上から様々な場所でジョンがコメントをするのですが 歩いている人々に対して Hello poor peopleと女王陛下の園遊のパロディを繰り返すのが 驚きでした. マルコムのSEX PISTOLSと謂う企みに 偶然絡んでしまい 気が付いた時には 反英国政府の象徴に祭り上げられていたジョン. ですが 既にマルコムは逝き PILで詩人としての実績も築き パンクの呪縛からも解放された筈のジョン. なのに 何故 まだ あの時代のアナーキーな姿勢を続けるの? それまでニヤニヤと冗談を言いながらサインをしてくれてた雰囲気は一瞬消え 真実だろ と はっきりと言い切り. マルコムにとっては スタイルの提唱の一つでしか無かったパンクですが それを背負ってしまったジョンはキチンと責任を果たし続けているんだなとショック. ピストルズ時代から続く 二人の確執は解散後も続きますが 自分が与えられた道化師としての役割を続けるジョン. シニカルに悪態を取り続ける対象にさえも愛情を持てる彼は 既に彼が嫌うクラス以上に上流な人だと はっきりと認識